総合診療医という選択

総合診療医という選択

Voice 総合診療医のリアル

医師たちからのメッセージ

町野 亜古 医師木谷 好希 医師 / 島津 由里子 医師

てっきり小児科の
先生だと思った

川崎市立多摩病院
初期研修医(小児科)

木谷 好希(写真左)
嶋津 由里子(写真右)

小児科の指導も丁寧

嶋津:月曜日から小児科を回らせていただいていて今日で四日目ですが、てっきり小児科の先生だと思っていました。しかも家庭医(総合診療)の専門医と指導医まで取られた先生だと知り、二重に驚いています。ちょっと臨床から離れたときに、総合診療医は小児から高齢者まで幅広く診ているとお聞きし凄いなと。小児科ってすごい専門領域だと思うんですけど、それもしっかりローテーションされて、小児科の先生並に知識を得られているんですよね。

また、小児科の中でも対象が新生児から小児、幼児まで幅広く、診察の仕方もすごく丁寧にされている印象です。新生児の診察一つにしても、教科書に載っている原始反射を全て教えてくださり、指導しながら診察もされていて素敵です。

大人を含めて
小児疾患を診る視点

木谷:町野先生をみていて、大人も診ている方だから、小児のぜんそくやアレルギーを診るとき、大人の治療とそれを踏まえたうえで、小児を診ることができている先生なんだなと思いました。

それにしても、実際に小児も大人も全部診るということは、膨大な知識量を要求されることだと思います。小児科だけでも臓器全般を診るわけで、それに加えて大人も診るというのは、やっぱり小児と大人では診察の際も想起する病気が違いますし、治療方針などの使い分けもしなければいけません。知識も手技もものすごい量を求められると思うので、自分にやれと言われたら、なかなかできないと思います。実際やられてということで、すごく尊敬します。