私達の国の医療は今、大きな転換点を迎えています。
人口構造の変化により疾病構造も変化し、
医療提供側の私達自身が変わることが求められています。

急性期医療の大切さと同時に、慢性期医療の大切さが、
稀な疾患の大切さと同時に、ありふれた疾患の大切さが、
発症してからの治療の大切さと同時に、発症前の予防の大切さが、
患者さんと同時に、ご家族や地域全体の大切さが、
つまり、プライマリ・ケアの強化が求められているのです。

そのためには、過度に臓器別に専門分化してしまった医療に
総合という文字を加えなくてはなりません。
それが総合診療専門医です。
ただ、総合診療の意味するものは、幅広く診療をするだけではありません。
医師における総合性とは何か、医療における総合性とは何か、
私たちは、医療における人間性の回復を信じ、
全世界の同じ思いの医師たちと学び続けています。

少しでも共感していただけるならば
この扉を開けてください。
皆さんと共に新しい時代を創りたいのです。

日本プライマリ・ケア連合学会